定山渓ビューホテルがオープンしたのは1985年。381の客室数でスタートした。これが現在の本館。位置としては、フロントの上に当たる。ウイングを広げるように、これに新館(266室)が接続されたのは1996のこと。新館の別名は「グレートビュー」、眺めにこだわった。

本館と新館で広さが変わることはないが、新館では入り口に踏み込みがあるなど広く見せる工夫がしてある。
約33m2のスタンダード・ツイン、43m2のデラックス・ツイン、10畳や12畳間がついたベッド+和室タイプなどタイプも豊富。
くつろぎ、旧友とのおしゃべり、カップルの旅行、結婚記念日、古希や米寿など祖父母のお祝いなど、どんな世代でどんな人と行くかで部屋を選びたい。
本館から新館へは、空きがあれば3000〜4000円の上乗せで、予約時の部屋からのグレードアップも可能だ。
新館のメリットとしては、四季の新鮮な食材をふんだんに使った会席料理の夕食を、部屋に運んでもらえる宿泊プランがあること(ただしシーズンによるので問い合わせを)。
特に日頃家族の世話で忙しいお母さんにとっては、最高に贅沢な時間になるはずだ。
本館で最も贅沢な部屋は最上階ロイヤルフロア(16階)の特別室。門扉があり、ホテルの中にまるで独立した家屋がある感じ。
特別室の中にはリビングやキッチンも付いたお部屋もある。4人がゆったり座れるソファのリビング、寝心地のよさそうな大きな寝台が二つ並ぶベッドルームがあり、キッチンも付いている。
祖父母世代にくつろいでもらうなら、坪庭があるなど、和風家屋の離れのような、こんな部屋こそ喜んでもらえそうだ。
新館には定山渓ビューホテルを代表する角部屋のコーナースイートがある。
廊下を通って左側が和室やテーブルのある広々としたリビング・スペースで、二面が全面ガラス張りになっているため、目の覚めるような明るさ。
右手に独立する形で寝室があるのも、ちょっと隠れ家風でいい夢がみられそう。
もちろんここにもさんさんと陽がさしこむ。ずっと部屋で過ごしたくなるのが、唯一の難点かもしれない。

家族でスイートに泊まるメリットは、家族のそれぞれが好きなことをしていても、同じ空間にいるという一体感が味わえること。
120m2という広さがそれを可能にしてくれる。
ベッド、お布団と、ふだん馴染んでいるスタイルと寝具で休めるのも安眠の秘訣。

地下の2層にわたって広がっているのが、大浴場の「湯酔郷(とうすいきょう)」。
湧泉、泡風呂、ジェットバス、薬湯(三種)、ミストサウナに、サウナを出た後の水風呂などなど。
露天風呂も渓流沿いの植物が目に優しく、とても風流。日常の気持ちのコリも、ゆっくり溶け出していく。
新緑のとき、紅葉のとき、雪景色のとき。四季によって違う風情もここならではの贅沢。
「湯酔郷」は、夜12時に男湯と女湯の施設が入れ替わる。例えばミストサウナやジェットバスなどは夜10時までの利用なので、お目当てのものがあったら時間を確認して入浴したい。露天風呂の趣が違うのも一興。
札幌は、ビール工場があることでも有名。その地の利を活かし、ここ定山渓ビューホテルには、できたての新鮮なビールが工場から直送でやってくる。
新館の「グランシャリオ」はサッポロ(エビスの黒ビールも)、本館のティーラウンジ「サンリバー」はアサヒ。できたてのビールだと、味の違いもくっきり。味比べも楽しい。

夕食を部屋に運んでもらって、我が家でくつろぐような雰囲気で食事をするのも温泉宿に泊まる楽しみの一つ。
定山渓ビューホテルでは、シーズンによって、お得な「お部屋会席プラン」がある。
写真は「冬の膳」。(料理は季節によって変わるので詳しくは問い合わせを)
「新館に1泊+本会席(14品)」プランで、1人13800円。お腹をかかえるくらいの量とバラエティだ。
もっと品数が少なくていいなら、2品少ない準会席(12品)で1人11800円。
どちらも4人宿泊の場合の料金で、人数が少ないと料金は割増になるので、4人家族、仲良し夫婦2組、男同士、女同士のグループなど、4人で利用するのが一番お得だ。
シーズンによって、会席メニューも値段もプランの期間も変わるので、お問い合わせはホテルへ。(011-222-5222)

※写真はイメージです。

大浴場の入り口と同じフロアにあるマッサージサロンでは、マッサージとあかすりの両方をしてもらえる。マッサージは、お部屋かサロン内で。あかすりは、大浴場の浴室で。たとえば「あかすり全身コース」は30分で2940円、「あかすり+オイルマッサージコース」は、55分で6090円。マッサージは手軽な10分1260円から80分の9460円まで6コース。どれくらいこっているかを相談して、コースを決めるのも手。
マッサージ歴35年という大ベテランの岡田さん母娘など、常時十数名のスタッフで、対応してくれるのも頼もしい。
午後10まで営業しているのも便利。